今回の全英オープン最大の見所といえば、還暦間近59歳、トム・ワトソンの活躍です。全英オープン過去5勝で、今年の全英オープンが開催されている
「ターンベリー」では、77年開催の時に優勝を遂げているなど、彼にとって相性の良いコースで、3日目を終わって首位ということであれば、26年ぶり優勝とメジャー最年長優勝もやってくれそうな気がします。
つくづく思うのは、ゴルフって本当に長くできるスポーツだよねって、ことです。普通、還暦間近(いかに往年の名選手とはいえ)の人が優勝争いなどに加われますか。確かに年齢からくる体の衰えなどはありますが、それまでに培ってきた経験、加えてメンタルな部分があれば、互角に戦えてしまいます。
微かな笑みを浮かべながら淡々とコースを回るワトソンをみて、ゴルフの極意を悟った様に感じていました。別にオーバーアクションをするでなく、ガッツポーズや雄叫びをあげ、ギャラリーを巻き込むのではなく、ワトソンの存在、そこにいるオーラだけで、ギャラリーを引きつけてしまう、そうした印象をテレビ中継をみながら感じていました。